野球肘手術後の症例

近代工硬式野球部 久保田 大斗様

 

来店動機

 

肘の手術後から様々な投球面で伸び悩む

肘の可動域を回復させたい。

 

 

 

カウンセリング

 

不調のきっかけ

 

2年前に肘を痛めて手術。

それから球速も落ち、思うように投球できない。

 

どのような時に気になるか

 

高校時に球速143キロあったのが、手術後139キロから上がらない。

 

 

身体所見と施術、経過

 

初回施術

 

《原因》

 

 

バランス検査にて、左ステップ足に不安定感がありました。

軸足でもステップ足でも下半身に不安定感がある場合、

上半身でバランスを取ろうとして肩や肘を痛める選手が多いです。

今回も、肘や上腕でバランスをとり、緊張させ、手術後も肘や肩に負担がかかっている状態でした。

投手の下半身の不安定感は、腰でバランスをとる人は腰痛になりやすく、肩でバランスをとる人は、野球肩になりやすいです。

 

 

《施術内容》

  1. 下半身の疲労回復
  2. 左足首の関節調整で安定化
  3. 右上腕から肘の筋緊張改善

 

 

 

2回目施術(初回から14日後)

「球のキレが増して、試合での調子が良い」

「スタミナも増している感じ」

 

《施術内容》

 

1回目施術と同様+全身バランス調整

 

 

3回目以降の施術

(試合前と試合後施術)

 

施術のみでフォーム指導は、一切行わずに

・肘の張りが少なくなった

・球のキレが増した

・コントロールが良くなった

・変化球のキレも増した

・打たれても切り替えが早くなった

・走っても疲れにくくなった

とのこと。

施術のみで球速は139のままだったので、腹圧を高めるトレーニング指導をおこないました。

すると試合で143キロを記録し、球速も戻りました。

「野球人生で一番調子が良い」

「チームメイトも”球が速い”と言っていた」

というご感想をいただきました。

 

院長のコメント

 

ポイントは、フォーム指導を一切せずに施術のみで「力の抜けた無理のないフォーム」にしたこと。

身体の負担をその都度取り除くことをやりました。

特に下半身の疲労が顕著だったので、リカバリーの施術で、下半身の安定感が生まれ、肘の力みなく投げられたのが、調子の戻った最大の要因です。

球速も

「一旦落ちた球速は、戻りにくい」

と言われていますが、疲労で投球時に腹圧が高められなかったのが原因。

とにかくリカバリー優先で、疲労が取れたあたりで腹圧指導しました。

6大学リーグ戦でも8回、9回まで投げられていたので、ご本人のスタミナにも脱帽です。

ビフォーアフター動画

スポーツ整体 和光