アイシングについてよくある質問
よくクライアントの方から、
「試合後は冷やした方が良いですか?」
「この怪我は冷やした方が良いですか?」
といったアイシングについての質問を受けます。
結論として、施術を受けた後は「アイシングはしなくて良いです」とお伝えしています。
アイシングを避ける理由
以前は「筋肉を使ったらアイシング」「怪我をしたらアイシング」という考えが一般的でした。
しかし、最近のスポーツ業界ではアイシングを避ける傾向が強まっています。
その理由は、
- 炎症は自然な修復プロセス
炎症は損傷部位を修復するための自然な反応です。無理に冷やして炎症を抑えると、かえって修復が遅れる可能性があります。 - 血流の妨げ
冷やすことで血管が収縮し、血流が減少します。その結果、損傷部位に十分な栄養が行き渡らなくなります。 - 筋肉の緊張
アイシングにより筋肉が冷えると緊張が生じ、柔軟性や身体のバランスに良くない影響があります。
現場での実感と最新の研究
実際の現場でも、
「アイシングで治りが早くなった」
「アイシングで筋肉痛が早く取れた」
という報告はほとんど聞きません。
むしろ、怪我の治りが遅くなる傾向が見られます。
最近の研究でも、アイシングが回復に寄与せず、逆に害になる可能性が示唆されています。
こうしたことから、私自身も「アイシングは回復には寄与していない」と考えています。
早く回復するための方法
早く回復させるためには、必要な栄養素(特にミネラル類)をしっかり摂り、十分な睡眠をとること。
身体の自然な回復のプロセスを尊重するやり方が、最もおすすめです。
もちろん、当院の施術でケガや疲労を回復させる場合は、この自然な回復を促すやり方で行っています。
お電話ありがとうございます、
スポーツ整体 和光でございます。