改善の理由

痛みや不調、ケガの回復遅れの原因は、身体の緊張が抜けないこと、筋肉の緊張が続いている所がたくさんあることです。

痛みや不調を改善するには、その筋肉の緊張が続いている所へ的確なアプローチが必要です。

筋肉の緊張がない所を押してしまったり、方向を間違えて動かしたり、押す強さが強すぎたり弱すぎたりすると、反対に筋肉の緊張が強まりその場は良くても改善は得られません。

症状の改善のためには、筋肉の緊張を適切に解除する必要があります。

根本である防衛反応による筋肉の緊張を、施術で身体の力が抜けるようにして、それが

「脳や神経レベルまで届くこと」

が改善へとつながります。

防衛反応による筋肉の緊張とは

防衛反応とは、自分の体を守る仕組みのことです。

自分の命を守ろうとして様々な反応をします。

そのひとつが筋肉の緊張が続く反応です。

ケガや痛みがあるとその部分を守ろうとして、過剰な反応を示すことがあります。

痛みの部分が回復しても、その周囲の筋肉の緊張が抜けていないのです。

その抜けていない部分が、また新たな痛みを生み出し「筋肉のガード(防衛)」という過剰な反応をして、いつまでも筋肉の緊張を続けてしまいます。

結果を出そうと襲ってくるプレッシャーからの筋肉の緊張も防衛反応のひとつです。

筋肉の緊張を解除するには、その過剰な防衛反応を解除する必要があるのです。

「そこまでの危険はない」ということを身体の力が抜ける施術を通して、脳や神経レベルまで再教育する必要があるのです。

再教育 〜当院の施術アプローチ〜

再教育=そこまでの危険はないと脳や神経系に教えること

その再教育をするには、身体の力が抜けても「自分の体は安全」と脳や神経系が許可するレベルの施術をすることです。

安全な施術でないと、防衛反応が強化されるので、いつまでも筋肉の緊張は抜けません。

筋肉の緊張は、自分で認識できないことが多く、痛みの部分だけでなく全身に分布しています。

そのため、痛みのある部分だけ施術をしても脳や神経は「まだ危険がある」と判断して患部の緊張を緩めません。

脳や神経を「危険がない」と安心させるには、この2つ(危険のないアプローチ・身体全体の力が抜ける施術)が大前提で施術をすることです。

その上で当院では、主に筋肉や関節へアプローチします。

関節のアプローチ

骨と骨を跨いで筋肉がついているので、正しい位置に関節がないと筋肉が緊張します。

また筋肉の緊張が続くことで、骨を引っ張り関節のズレが生じることもあります。

いずれにしても関節には、位置と動きを脳へ伝えるセンサーがあります。

関節のズレは、位置と動きの【警告の信号】を送るようになり、歯車の噛み合わない動きで筋肉の緊張が増します。

関節の位置を正しい位置に合わせ、歯車の噛み合った状態にすると、筋肉の緊張が解除されます。

様々な関節調整法が世の中にありますが、当院の施術法は

1.むやみに動かさない

2.バキボキ鳴らさない

という点で他の施術法とは違います。

なぜなら関節の位置の異常が動きを低下させ、筋肉の緊張も生んでいるからです

当院は、その関節の正しい位置を脳へ伝える施術をしています。

正しい位置とは、骨と骨を跨ぐ周りの筋肉の【力の抜ける位置】と【動きがスムーズな位置】です。

その位置を確認しながら、骨の位置を合わせる施術をおこないます。

そのことで脳がズレに対する警告を発しなくなり、痛みの信号も出さなくなります。

関節の施術は、背骨や骨盤だけでなく全身のあらゆる関節におこないます。

筋肉のアプローチ

筋肉は、直接親指を使って施術をします。

受けた感覚は、強く押されている感じがしますが、実際は強く押さえてはいません

強く押さえない方が、筋肉の力が抜けます。

筋肉もセンサーがあるので、強く痛いだけの施術は、防衛反応から反対に筋肉の緊張を生み出す場合もあります。

施術後の筋肉のだるさやしんどさは、そこから生まれることが多いです。

また施術をする場所も関係があり、緊張していない部分を刺激すると反対に緊張してしまいます。

筋肉の緊張している部分にアプローチをし、強さや方向を確認しながらおこないます。

施術は、痛気持ち良い感じがしますが、筋肉に負担はないので施術後の筋肉のだるさやしんどさのご報告は、ほとんどございません

そのため、安心して筋肉の施術を受けることができます。

主に関節や筋肉の施術からケガや痛み、不調を改善します。

他にも様々な施術法がありますが、その方に合った施術法で行います。

施術法に関しましては、来院時に詳しく説明をさせていただきます。

動作チェックの方法

身体は、動きの中からも緊張します。

身体の動きを正確に判断して、「どこに筋緊張があるのか」を見極めることが、大切です。

動作から筋緊張を見るために、動画を撮って判断する場合もあります。

ケガ・痛み・不調の確かな改善に動作やフォームチェックは、必須事項です。

動作やフォームからくる防衛反応

ケガや痛み・不調は、防衛反応からの筋肉の緊張から起こります。

  • 無理なフォーム
  • その人に合っていない動き
  • 力に頼りすぎたフォームや動き

なども防衛反応が働き、筋肉が緊張します。

動作やフォームの中からの筋緊張を見極めて施術をすることで、動作中の防衛反応による筋緊張も解除できます。

 

動作中の筋緊張は、とても多いです。

特にスポーツをしている方、結果を強く求める方に見られます。

「結果を出そう」とプレッシャーがかかり、筋肉の緊張が続き、ケガや痛み・不調を誘発します。

バランスを崩すと筋緊張のサイン

動作中の筋緊張は、独自の筋緊張のチェック法で行います。

筋緊張が出る動作で止まってもらい、筋緊張のある部分を押すと、簡単にバランスを崩します。

筋緊張のない部分を押しても、バランスを崩すことはありません。

バランスを崩すということは、筋肉の緊張が強すぎて本来の働きを失っていることになります。

筋緊張が解除され身体の力が抜けることで、本来の働きを取り戻せてバランスを保つことができるようになります。

これらの動作チェックを痛みや不調のある動作から行い、検査します。

最終的にどこを押してもバランスを崩さずに、安定するようになります。

身体の力が抜けてはじめて、筋肉の機能が回復して、押しても力が入るようになるのです。

動きの中からの筋緊張を施術

動作チェックをした後は、全身の筋緊張を改善します。

施術ベッドに寝ていただき施術をして、最後に動作やフォームの筋緊張を改善します。

施術ベッド上で検査をして痛みが改善していたとしても、動作やフォームでは変わらない場合もあります。

普段の肘の曲げ伸ばしでは痛くなくても、例えば野球のピッチングフォームでは痛みが出ることが多いです。

動作やフォーム中の筋緊張を施術することで、身体の力の抜けた動作やフォームになり、負担が減ります。

これが、症状の改善を導きます。

スポーツ整体 和光