「施術を受けた直後は良くなったのに、また元に戻る」という話を聞いたり経験をしたことはありませんか?
当院の施術では、この「戻る」というご感想をもう何年も聞いていません。
最近では、その理由を詳しく説明するようにしており、クライアントの皆さまも安心して施術を受けられるようになりました。
今回は、「なぜ症状が戻らないのか」「一般的な施術との違い」について説明します。
症状が戻るメカニズムとは?
一言でいうと、次の違いにあります:
- 一般的な施術:身体と脳にストレスを与える
- 当院の施術:身体と脳にストレスを与えない
一般的な施術が「戻る」原因
多くの施術では、以下のような方法が使われることがあります:
- 大きく筋肉や関節を動かす
- 強い力で身体に刺激を与える
- 軽くても関節に圧力を加えたり、引っ張ったりする
- 皮膚や筋膜を引き伸ばす
- 怪しい触り方をする
など、こうした行為は、身体と脳に「ストレス」として認識されます。
特に、脳が「危険」や「不安」と判断すると、防衛反応が起こります。
防衛反応とは?
私たちの脳や身体には、「自分を守る仕組み」が備わっています。
たとえば、上記のような施術で防衛反応が発動した場合、脳は、「危険だ」と判断し、交感神経が過剰に優位になる状態を作り出します。
簡潔にいうと「HIGH(ハイ)」になり、一時的に痛みを感じにくくしたり、動けるようにしたりします。
「HIGH」の影響
HIGHの状態の具体例としては、以下のようなものがあります:
- 戦場で負傷した兵士が痛みを感じずに走れる
- 試合中のアスリートがケガに気づかずプレーを続ける
しかし、HIGH状態は一時的なものです。
脳が「安全だ」と感じると、徐々に元の状態に戻り、結果として
- 痛みが同じように再発する
- 施術前と同じ状態になる
こうして「戻る」という現象が起きます。
強いマッサージを求めてしまうメカニズム
「もっと強いマッサージをしてほしい」という方がいますが、それにも理由があります。
1. 脳が刺激に慣れる
強い刺激を繰り返し受けていると、脳がその刺激に慣れてしまいます。
最初は「強い」と感じていた圧も、次第に「物足りない」と感じるようになり、さらに強い力を求めるようになります。
2. 一時的な快感
HIGH状態になると、これが「気持ちいい」と感じられるため、また同じ刺激を求めてしまうのです。
また交感神経が過剰に振れると副交感神経が強制的に働くため、それがリラックスと感じますが、多大な負担やパフォーマンスに良くない影響を及ぼしています。
3. 防衛反応による感覚の麻痺
強い圧や刺激が繰り返されると、防衛反応が働き、脳が感覚を麻痺させます。
感覚が鈍くなると、さらに強い刺激が必要と感じるようになり、良くない循環が続きます。
当院の施術に「戻る」がない理由
当院は、脳や身体にストレスを与えない施術です。
無理に動かしたり、強い力を加えたりしないし、脳が防衛反応を起こさないような「安心する施術」になります。
ただ、これにはとても高度な技術が必要です。
その結果、「痛みや不調が元に戻る」という現象がほとんど起きないのです。
※当院の施術を受けた後、他の施術を受けると残念ながら戻ります。
当院で、もちろん「元に戻る施術」もできます。
もし受けたい方は、自己責任でお受けください。
まとめ
一般的な施術で起きる「症状が戻る」原因は、脳や身体が「危険に晒されている」という防衛反応にあります。
また、強いマッサージを求めるメカニズムにも、脳の反応が関係しています。
一方、当院ではストレスを与えない独自のアプローチをしているため、安心して施術を受けられます。
次回は、当院の施術の具体的な内容についてご紹介します。
お電話ありがとうございます、
スポーツ整体 和光でございます。