痛みを改善するために〜力みの構造⑴〜

力みがアスリートに与える影響とその原因

「力み」はアスリートにとって、さまざまなデメリットがありますが、大きな問題は、ケガや痛み、不調のリスクがあがることです。

力みという不必要な緊張があることで、筋肉や関節がうまく働かなくなります。

そのことで、他の筋肉にも過剰な負担がかかり、痛みを引き起こします。

力みの発生源:支点のズレ

「力み」にはいくつかの原因がありますが、ここでは「支点のズレ」に焦点を当てます。

人間の体は、動作をイメージすることでスムーズに動きます。

たとえば、「肘を曲げる」という正しいイメージが脳にあれば、肘が正しく曲がります。

普段の動作やトレーニングも、脳が正しいイメージを持つことで、問題なく行えます。

しかし、筋肉が持続的に緊張して固くなると、脳はその筋肉の状態を正しく認識できなくなります。

これが「脳の感覚野のエラー」を引き起こし、筋肉の認識が失われても無理に動かそうとすることで関節の支点がズレます。

言い換えれば、曲がらないところで無理に曲げようとすることになります

イラストのように⭕️の所で肘を曲げ伸ばしをしているつもりでも、実際は✖️の所で動作を行ってしまうのが、力みです。

この支点のズレが「力み」として現れ、筋肉や関節が正常に働かなくなります。

イメージでは肘を正しく曲げているつもりでも、実際には動作の支点がズレてしまっているのです。

当院のアプローチ

当院では、このイメージと実際の動きのズレを修正します

具体的には、関節内にある筋肉のセンサーを活性化させる調整を行います。

関節を正しい位置に合わせることで、筋肉が適切に緩み、脳が正しく筋肉の状態を認識できるようにします。

この調整により、

  1. 筋肉や関節が正しく働く
  2. 代わりに過剰に働いていた部分も落ち着く
  3. ケガや痛み、不調のリスクが減る

ケガや痛み、不調の不安のある方も、お気軽にご相談ください。

スポーツ整体 和光