痛みを改善するために〜力みの構造(2)〜

前回の「力みの構造」に続き、今回は「同時収縮」について詳しく説明します。

同時収縮とは、筋肉の屈筋(曲げる筋肉)と伸筋(伸ばす筋肉)が同時に収縮する状態です。

通常、関節の動きは、一方の筋肉が収縮し、もう一方が弛緩することでスムーズに行います。

例えば、膝を曲げる動作を考えてみましょう。

  1. 屈筋が収縮する
  2. 伸筋がリラックスする
  3. 膝がスムーズに曲がる

このように、関節の動きには屈筋と伸筋のバランスが重要です。

もし伸筋も同時に収縮してしまうとどうなるでしょうか?

  • 伸筋と屈筋が両方とも収縮してしまい、膝が動きづらい
  • ひどいと膝がロックされた状態になる

同時収縮が起こると、関節や筋肉の働きが制限され、身体のバランスを崩してケガや痛み、不調を引き起こすことがあります。

筋肉や関節が正常に働くためには、伸筋と屈筋のバランスを適切にとる必要があります。

当院のアプローチ

当院では、同時収縮による力みを改善するために、体の防衛反応に着目しています。

防衛反応とは、強いストレスに対して体が自然に反応しようとする現象です。

この反応が強いと、屈筋と伸筋が同時に緊張します。

当院の施術は、この防衛反応を抑えながら、筋肉や関節を調整します。

具体的には、筋肉や関節を

  • 力が抜けて無理のない心が安心する方向

に調整します。

筋肉や関節には、その位置を脳に伝えるセンサーがあります。

調整する方向を間違い、位置が不正確だと、身体は緊張して無理が出て心は不安になります。

当院は、この調整を繊細なミリ単位の施術で、同時収縮を改善します。

(赤ちゃんに力みは、ほぼありません)

当院の施術中には、筋肉や関節をある方向に調整することで力が抜けて無理のない状態になり、反対方向に調整すると緊張して無理が生じることを体験していただけます。

この方法で防衛反応を抑え、筋肉の同時収縮による力みを解除し、筋肉や関節の働きをスムーズにします。

このアプローチにより、痛みや不調を改善することができます。

興味がある方はぜひ一度お試しください。

スポーツ整体 和光